October 7 2017
天体観望会でレーザーポインターを使用したことがあります。
安全性に関する注意点は他の回答者の方々が書かれているとおりです。
レーザーポインターは、目標とする天体をピンポイントで指し示すことができるように思われ、誰もが使ってみたくなるものですが、実際に使ってみると不都合があることが分かりました。
それは光束が細いため、発光位置から少し離れた人にとっては、光のビームが全く見えないことが多いということです。
ビームは空中の埃や水蒸気に乱反射することで視認できるものなので、空気が澄んでいるほどビームが見え辛くなります。ビームの色が緑などの寒色系ではなおさらです。
したがって私の場合、星空 レーザーの使用を諦め、太いビーム(直径5cm程度)の平行光線を放射できる懐中電灯を使うことにしています。
このような懐中電灯は、前部のガラスがレンズになっておらず、平板ガラスになっていますので簡単に判別できます
観望会に利用できるほどの出力をもった高出力レーザーポインター 光は、付近の物体から反射したものであっても、一瞬でも肉眼に入ると、数時間は眼の奥に鈍痛が続くほど危険なものです。多数の人が集まるような場所での使用はお勧めできません。どんなに注意を払ったとしても、事故はつきものです。
光線が横から見えるレーザーは100mW以上の出力が必要であり、
安全な物は存在しません。目や皮膚の障害や火災の危険があります。
レーザーポインターusb 装置を扱う労働者が免許を取得する必要はありませんが、
天体観測の事業者は労働安全衛生法を遵守する必要があります。
それでも天体観測時の指示棒として緑レーザーが使われる事が
多くなったのは既成の事実になっています。
もし使用する場合はレーザーの危険性や安全に扱う為の処置など
十分に熟知した上で、法令等を遵守して使用してください。